1世を探す旅

それはすなわち、あなたを探す旅

虹色letters

ミリオンのドラマCD鑑賞

このブログをちょくちょく見てらっしゃる方は薄々お気づきかも知れないが、デレメインで活動してるのでミリオンは気が向いたらイベントやってる程度です。なのでキャラも全員把握しきれてるわけではありません。ただ、楽曲はまずは一歩踏み出そうとTSUTAYAにお世話にはなっておりました。

で、ミリオンってボイスドラマついてるんですよね。キャラもあまり把握してない、もちろん声もちゃんと覚えてない状態で聞いても全くわからない。ということで音源はあるけど聞かないままに放置することが多々ありました。

そんなとき、虹色lettersのCDをいただく機会があり、評判は前々から聞いていたので真剣に聞かなくてはと思ったのがはじまりです。流石に前段落の話が一年前なので、それよりかは進歩しただろうと。

 

クランクイン、転校生

話は変わるが、物語を楽しむとき、”ちょっと先”や”終わり”を相当意識してしまう。映画も上映時間何分の映画の何分経過したタイミングなのか、本は残り何ページほどなのか。そういう意味で終わりが分からないゲームが一番落ち着かない。

この物語には終わりがくる、その終わりは一体どのようにして風呂敷が畳まれるのかを妄想しながら、それを上回るものが来ると「やられた!」と言うのが好き。もちろん予想通りの展開でもいい、そこは演出というスパイスですぐに自分のちっぽけな話の予想は潰される。それがいい。

 

クランクインという形でドラマに入る前の会話がはじまり、虹色lettersが流れるんだけども、もう既にドラマが始まっているかのような錯覚に陥る。そもそもドラマCD自体が劇で、その中の劇中劇が始まるってわけだからややこしい。虹色lettersの曲は劇から劇中劇にはじまる転換なわけなんだけど、自分の頭では全体のOPとして、アニメのOP前に少し導入があるのと同様なものとしてすーっと入ってくる。

……色々な人からこれがいいんだよ!!と怒られるかもしれないけど、あまりにOPとして完璧だったから、ミリシタに入ってたちょっと短いGAME版をトラック02として、おまけにM@STER版としてあっても面白かったのかなぁと思ったり思わなかったり。

 

そのOPが終わった次のトラックのタイトルが「転校生」。クランクインで得られた情報は「島」「週1のフェリー」。島に転校生が来るパターンなんだなと認識する。そこに「両親の都合で」と付け足される。もうすでに終わりと、そこまでの道筋が楽しみになってきた。

嫌がってるエレナがいて、そこに美也がぐいぐいくる。キャラが置かれてる状況、心境や性格も伝わってくるが、トラック3個の内1個が終わりかけというわりには「あら、そのまま終わるのね」と思ってしまったのは事実。だからこそ、ここからどうなるんだというハラハラで一気に進む。

空とレンズ

映画に対してつまらなくしているところから始まる。「結構期待していた映画だったのに」というのと裏で聞こえる映画の音声が友情ものであることから、今そのような心境でなくなったんだなあって。という状況に対して「もう一度見ましょー」とくる美也。正直、自分が現実で同じことされたら様々な感情が湧いてくる気がしますが、美也のもつ魅力というのかオーラがその提案を受け入れさせてしまう柔らかさと強さを持ってる。そんな印象を受けました。

そして、同じ空をみて、仲良くなりはじめ、映画撮り開始から一気に楽しそうな光景が繰り広げられる。頼む、ミリシタの3Dモデルコミュでもいいから見せて欲しい(ここでまだイベントコミュを見ていないことを思い出す)。欲を言うならアニメで見せて欲しい。映画撮り開始、劇中劇中劇がスタートするタイミングでインストがかかるのも良い。

焼きかけフィルム

で。ここで真が登場する。「島」「転校生」「両親の都合できた」のピースが一気に繋がりゾワゾワする。そして予想通りの突然の別れの話になる。

残り8分。映画を見てる。

残り6分。手紙を書き始める。このまま手紙を書き終えて終わるわけがない。

残り5分半。手紙で虚勢をはり、現実に振り返るところでクるものがある。

残り5分。真「お客さんだよ」ぼく「あああああああああああああああああ」

残り3分半。インストがかかる。

そこから残りはひたすら尊い会話を堪能した。次のトラックは明らかにEDの意味を持つトラック。映画や小説だと情景描写が来るだろう。それに対してボイスドラマは残り10秒まで会話がくる。至福。またこのインストも、キャラ達が涙ぐんで声がやや落ち、少しためが入っての会話に合わせて音量が上がるのが本当に良い。

想い出はクリアスカイ

頼む、映像を!!

 

……イベント走って曲もiTunesで買った夜想令嬢も実はまだドラマを聞いていないのは早急に善処しなきゃ。